給食は、ただ、「お腹を満たす」だけのものではありません。みんなで楽しく同じものを食べると、自然とクラスのまとまりや連帯感が生まれてきます。
配膳準備や後片付けなど、役割をもってこなすことで、責任感や協力し合う心、人の役に立つ喜びを学んでいきます。さらに食べるときのマナーや、おかわりのルールを守ることの実践の場でもあります。つまり、他人と協調することを学ぶ場になっているのです。
 今、孤食が社会的に問題になっていますが、ひとりきりで食べることが習慣化してしまうと、コミュニケーション能力が十分に育たないとよく言われます。それは、どんなに学業が優秀であっても、社会に出てその能力を発揮することができないでしょう。
 昔、よく「同じ釜の飯を食う」と言っていましたが、みんなで分け合って食べることで人と人との絆が深まっていきます。それは、今でも同じではないかと考えます。
 そうして、給食の教育効果をさらに広げるために田上幼稚園では、担任の先生だけでなく、さまざまな教職員が、子どもたちの育ちを見守っています。食に関わる栄養士は、さしずめ「田上幼稚園のお母さん役」とでもいうのでしょうか。一人一人の子どもの様子を把握して、元気に食べられているか、体調はどうか、といつも気にかけています。ときには先生に言えないことを話しに来る子も見かけられるようです。だれかが受け止めてくれていると実感することが子どもの心の安定に繋がっていくと田上幼稚園では考えています。
 親も子も忙しく、十分に団欒の時間をもてない家庭が多い時代だからこそ、「一人一人を大切に思っているよ」というメッセージを給食を通しても投げかけたいと思っております。



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